テクニカル分析基礎知識

FXの基礎知識

FX初心者がトレードで勝つ為に学びたいテクニカル分析の基礎知識まとめ

FXを始めたばかりの初心者の方で「テクニカル分析」って何?という方、いらっしゃると思います。

今回はそんなFX初心者のためのテクニカル分析の基礎知識をまとめましたので最後までご覧ください。

FX初心者
そうそう、テクニカル分析ってよく聞くわよね

kuro
そうですね。
FXをする上では非常に重要な分析方法となります。
その沢山ある中でも有名どころをご紹介させていただきます。

FX初心者
うーん......何か難しそうだけど......そんなに大事なら頑張って覚えようかな....

kuro
はい、それでは順番に見て行きましょう

まず相場の分析においてはテクニカル分析ファンダメンタル分析といった2つの分析手法が存在します。

テクニカル分析とは間違いなく、今までの値動きをチャートで表示して、その位置からトレンドやパターンなどを把握し、これからの株価・為替動向を予測するものになります。

チャートは取引(投資行動)の結果できたものであり、従来にも似通ったパターンがあれば、将来も似たようなパターンになる確率が高いと予想します。

テクニカル分析にはバラエティーに富んだメリットがありますが、勿論デメリットも見られますので見ていきましょう。

目次

テクニカル分析のメリット・デメリット

メリット・デメリット

メリットデメリット
相場の動きを取引ツール上で視覚的にわかる実際の相場は過去のパターンと100%合致しない
チャートだけに集中すればいい突発的な大規模な出来事に対しては対応できない
経済に関する知識がもしなくてもとりわけ問題がない売買シグナルは実際の動きからちょっと遅れる
自分の分析力によっては予測する精度を上げられる売買シグナルにダマシが存在する

今は、トレーディングツール等々でテクニカル指標を容易に表示させることができて、個人投資家でもテクニカル分析が手軽です。

テクニカル分析はメインとして、「トレンド系」と「オシレーター系」の二つに分類されます。

トレンド系オシレーター系には、メインの6つのテクニカル指標があります。
ここでは簡単にご説明しておきます。

後ほど個々に具体的な使用方法等を詳しく説明しておりますので、そちらもご覧ください。

トレンド系

トレンド系テクニカル指標は相場のトレンドを見つけ出すのに役立つインジケーターになります。

以下が代表的なものになります。(見方や使用方法などは後ほど詳しく解説しておりますので、読み進めてください)

移動平均線

テクニカル指標の中で際立って一般的な指標です。

旧来の一定の時間の終値の「平均値」を計算し、当該の値を結びつけたライン(線)のことです。

移動平均線の傾きが上向きなら「上昇トレンド」、下向きのケースでは「下降トレンド」と解釈できます。また、現在の価格が移動平均線より上にあれば「上昇トレンド」、下にあるケースでは「下降トレンド」とも解釈できます。

一目均衡表

日本人によって考えられたトレンド系指標です。
日本人が開発したほとんどないテクニカル指標の1つで、価格と時間の均衡関係が一目見た瞬間にわかることから当該の名がきているのです。

ボリンジャーバンド

線と線の間を跳ね返るように見えるトレンド系指標です。

移動平均を表す線とその上下に価格の動きの幅を示す線を付け足した指標で、「価格の殆どがこちらの帯(バンド)の中に落ち着く」という統計学を活用しています。

一般的にいって株価は移動平均線を離れれば離れるほど反発して移動平均線の方へ戻る傾向が高くなると言われていて、当該の性質に因んで「順張り」「逆張り」各々の投資に利用できます。

オシレーター系

オシレーター系テクニカル指標は逆張り手法によく用いられるテクニカル分析方法です。
詳しくは後ほど解説しておりますので、そちらをご覧ください。

MACD(マックディー)

MACD」は移動平均線を応用した話題を呼ぶオシレーター系テクニカル指標になります。

短期の指数移動平均から長期の指数移動平均を差し引いてはじき出したMACDという線と、MACDを平均化したMACDシグナルを使った指標になります。

ほとんどの場合はMACDがMACDシグナルを下から上へ突き抜けると買いのサイン、かえって上から下へ突き抜けると売りのサインと見極められます。

RSI(アールエスアイ)

RSIは、「買われすぎ」や「売られすぎ」のレベルを表す指標になります。
RSIが30%以下のケースでは「売られすぎ」、70%以上のケースでは「買われすぎ」と解釈します。

ストキャスティックス

ストキャスティックスは、先ほどの「RSI」と同じ様に、「買われすぎ」や「売られすぎ」の水準を表す基点です。

「RSI」と相違する点は、「ストキャスティックス」においては、「ストキャスティックス(ファースト)」と「ストキャスティックス(スロー)」の2種類が見られることです。

短期売買向きの「ファースト」と、中期売買向きの「スロー」の2種類が存在します。

「ストキャスティックス(ファースト)」は、売買の判断となるサインがアクティブに出現するため、短期売買のユーザー向きで、「ストキャスティックス(スロー)」は、売買の判断となるサインがストキャスティックス(ファースト)に比べ少ないので、中期売買のユーザー向きといえます。

投資家の心理や世界の動きというものを織り込むチャート

テクニカル分析で利用されるチャートは値動きの推移を時間の経過に区別して図表化したものです。

実際のところは横軸に時系列、縦軸に価格を示します。
チャートは横軸の時系列の変化によって、「分足」「日足」「月足」「年足」とわかれます。

一口に言うと為替の1分、あるいは5分の動きから作成されるのが「分足」チャート、1日の動きで作りあげられるのが「日足」チャート、1週間の動きで作られたのが「週足」チャート、1ヵ月の動きで作られたのが「月足」チャートと言います。

各々期間の全く異なるチャートですが、実際の所各々のチャートによって費やす目的が違います。
ひとつの例として、年足や月足、週足など長期に及ぶチャートは長期的な為替の動きを閲覧することができます。

これについては相場のトレンドや以前の動き (一例として、月足チャートなら、○月ごろに方向感を見せやすい) などの動きを読むことができるため、投資シナリオを作るときに役に立ちます。

テクニカル分析が為替を動かす

為替レートは、ファンダメンタルズだけで道理にかなったレートをはじき出すことが極めて難しく、そういう理由で、テクニカルも取り込んで売買判断がなされるケースが増加します。

それについても個人投資家ばかりか、機関投資家やヘッジファンド、銀行のディーラーなどのプロも、テクニカル分析を使って、自分自身の売買のポイントなどをジャッジする場合があります。

つまり、たくさんの投資家が見ているテクニカル分析をチェックしてみると、市場参加者の心理が現れやすくなるため、売買判断のシグナルとして参照されます。

では、どの様なテクニカル分析を利用しているのでしょうか?

あんまりややこしい分析手法は駆使しておらず、移動平均線とトレンドラインを使用することで、売買タイミングを判断していることもあり得ます。
具体的にいうと、今日の時点での値段が移動平均線からどれくらいかい離しているのか、またはトレンドラインを引いて、上値が重いのか、下値は底堅いのかを見極めています。

このような内容のチャート上のポイントを抜けてくると、一足飛びに大きな動きにつながるケースが増加します。
これに関しては多岐に亘る市場参加者が、この系統のチャート上のポイントに大量の売りや買い注文を置いているからです。

今日の時点でのトレンドが上昇局面にあれば、買いが優勢だと思いますし、下降局面にあれば、売りが優位になります。そういうふうな市場参加者の力関係を認識しながら、チャートポイントを見ていると、だんだんと順応してきて、テクニカル上の売り買いのタイミングが判別できるようになってきます。

トレンド系テクニカル指標というのは?

トレンド系テクニカル指標

テクニカル指標には大まかに分けると、これからお知らせする2種類があります。

テクニカル指標の種類

・トレンド系指標

・オシレーター系指標

の2つに分かれます。

トレンド系指標は、今現在の相場の値動きのトレンドを見つけ出すための指標です。
今は上昇トレンドなのか?あるいは下降トレンドなのか?あるいは横ばいのレンジなのか?そういったところを指標を使って判断します。

一方でオシレーター指標は、市場価格の過熱感を見定めるための指標です。
相場の過熱感がひとめで見て取れます。
また、トレンド指標を見れば、相場の勢力が分かります。

ほとんどの場合は、トレンド系順張り/トレンドフォローの手法に利用し、オシレーター系逆張り/カウンタートレードの手法にちょうどいいといわれてます。

ですが、トレンド入りかと思ってエントリーすればダマシに合い反転、また反転するかと思いエントリーすれば、そのままトレンド入りすることがザラにあります。

長い時間FXをやってると良く知られている知識だけでは勝つことができないことが分かってきますが、現実の上でひどい事態にあってどうにかこうにか理解します。

これを言うと、テクニカル指標を使っても勝つことができないと思われてしまうかもしれませんが、テクニカル指標はFXで勝利するために大切なツールです。

つまるところ、使いみち次第だということです。
まずトレンド系オシレーター系は、どちらの方もメリットデメリットがあることを心得てください。

テクニカル指標はいずれか一つを使えば何が何でも勝てるというオールマイティーなツールではないということを心に留めましょう。

テクニカル分析は、トレンド系オシレーター系を組み合わせて利用することでそつなくいきます。

移動平均線

皆さんお馴染みの移動平均線ですね。
知らない方の為にご説明します。

移動平均線とは?

トレンド系テクニカル指標|移動平均線

移動平均線とは一定期間内の価格の平均を線で結び付けて線にしたものです。
平均価格を活用することにより一過性の暴騰・暴落に悩ませられることなく、相場の総体的なトレンドを見ることができます。

期間別の種類

移動平均線の期間は思うままに設定することができます。

とりわけ5日、25日、75日、200日の移動平均線は多岐に亘る投資家に注意を向けられているためベースとしてみてください。

・期間が短い5日や25日の移動平均線 : スキャルピングやデイトレード
・期間を長くとった75日や200日の移動平均線 : スイングトレード

上記で述べたように、提示する移動平均線は自分自身のトレード手法にフィットするようにセレクトするのがバッチリです。

ボリンジャーバンド

こちらもお使いの方、あるいは使った事のある方も多いのではないでしょうか?
使った事の無い方は一度使ってみましょう。

ボリンジャーバンドとは?

ボリンジャーバンドは、1980年代の前半に、アメリカの誰もが知っているテクニカル研究家である『ジョン・A・ボリンジャー』によって制作されました。

分類としては、トレンド系テクニカル指標ではあるのですが、相場のトレンドを見るだけではなく、レンジ相場にも活用することができます。

FXではお決まりのテクニカル指標であり、わかりやすさもあって極めて大好評です。
大部分のFX業者のチャートではパソコン、スマホともに必ずといっていいくらい採用されています。

順張り・逆張りどちらでも使用OK

元を正せば、ボリンジャーバンドは順張りとして出来上がりましたが、国内においては一般的にいって逆張りとして使われています。

参考

順張り:トレンド相場でトレンドに乗ってトレードする手法
逆張り:レンジ相場で売られすぎ・買われすぎを判定してトレードする手法

トレンド転換をチェックする指標であるボリンジャーバンドは、断然スキャルピングやデイトレードを行うトレーダーに多数利用されています。

ボリンジャーバンドの見方

トレンド系テクニカル指標|ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは統計学の標準偏差が基礎となっています。
これについてはある一定の期間で、レートは平均値からどれぐらい乖離しているかに目を通していくものです。

中心には移動平均線、その上下にσ(シグマ)と呼称される帯(バンド)が描かれ、σの収縮や拡大を見てトレンドや反転を掘り下げていきます。

個々のバンドは上側がプラス、下側がマイナスのσです。
移動平均線に近い位置から±1σ→±2σ→±3σとなってきます。

レートがボリンジャーバンドに収まる確率と異常値

標準偏差をもとにすると、レートがバンドに収まる確率は以下の通りです。

±1σに収まる確率 = 68.3%
±2σに収まる確率 = 95.5%
±3σに収まる確率 = 97.7%

ボリンジャーバンドがバンドに落ち着く確率は±1σが68.3%、±2σが95.5%、±3σが97.7%となる。

わかりやすく言うと、標準であればレートは±2σないし±3σの範囲内に収まると見なされるため、±2σ、±3σを抜ければ為替レートの異常値と判断ができることになります。

買われ過ぎ・売られ過ぎたため、レートは平均値にだんだんと収束するだろうとするのが、ボリンジャーバンドの本質的な見方となります。

ボリンジャーバンドは5本のバンドの形を見るだけ

ボリンジャーバンドは、バンドの形状で相場の先行きを捉えて分析していきます。
バンドの形状には次の3種類があります。

ポイント

・スクイーズ(収縮)
・エクスパンション(拡大)
・バンドウォーク(トレンドの継続)

スクイーズ(縮小)からエクスパンション(拡大)し、バンドウォークする様子

バンド上下の幅が狭く横ばいの状況をスクイーズ、収縮しているスクイーズから拡大した状況をエクスパンション、バンドに沿って上下にトレンドが続いている状況をバンドウォークといいます。

ボリンジャーバンドではそうした形状を見てチャート分析をしていきますので、きちんと把握しておきましょう。

一目均衡表(Ichimoku Kinko Hyo)

一目均衡表一目山人(いちもくさんじん)により1969年(昭和44年)に発行された「一目均衡表(第一巻)」が始まりというわけです。

一目均衡表は著者である一目山人の名を取り名付けられており、彼の著書により当該の作図方法や相場分析の方法などが示されています。

昨今では、ローソク足と並び色んな国と地域の投資家から日本国内の優秀な相場分析の方法として認知されるようになっており、「Ichimoku」と称されて活用されています。

一目均衡表が全世界のトレーダーに広まった背景として、今日の時点での相場状況を分析する事が多いテクニカル指標の中において、一目均衡表は今日の相場状況のみならず将来の相場状況についてもチャート上に提示すると言う特徴が存在します。

また、一目均衡表を使っての相場分析の方法について、ビギナーでもカンタンに分かる単純な見方から、一朝一夕ではモノにする事ができない深い見方までを取り揃えているため、とりわけ一目均衡表を使っての繁雑な相場分析をおはことしているトレーダーについては『一目使い』と呼ばれその他のトレーダーから高く評価されることがよくあります。

一目均衡表(Ichimoku Kinko Hyo)の計算式

転換線 = (当日を含む過去 9日間の高値 + 安値) ÷ 2
基準線 = (当日を含む過去26日間の高値 + 安値) ÷ 2
先行スパン1 = (転換線 + 基準線) ÷ 2
先行スパン2 = (過去52日間の高値 + 安値) ÷ 2

一目均衡表(Ichimoku Kinko Hyo)の主な設定期間

トレンド系テクニカル指標|一目均衡表

一目均衡表の基本設定値は、転換線9・基準線26・先行スパン52の[9・26・52]の設定を利用する事が際立って一般的な設定となっています。

しかしながら、トレーダーの中においては1週間の内で実際的にローソクを形成するのは5日となる事から転換線の値に「5」をセッティングしている方や、フィボナッチ数を使った「13・21・55」と言う期間設定を活用している人もいます。

また、一目均衡表の基本設定値に関しては、RCIの基本設定である「9・26・52」と同じ期間を導入している点についても関心が集まっている設定値となっています。

それ以外には基準値である26先行スパンの設定値である52は移動平均線においても良く使われる期間なのです。

トレンド判断の基準となる転換線と基準線

一目均衡表転換線と基準線トレンドをリサーチする際に用いられます。

一目均衡表の転換線と基準線にゴールデンクロス・デッドクロス・だましがあるチャート

転換線は基準線と比較して短い期間での高値と安値の中央値ですので、直近の相場に対して転換線は基準線よりもセンシティブに反応をすると言う特徴があるのです。

これを受け、移動平均線と同じく転換線が基準線を下から上へと貫けるゴールデンクロスや、反対に転換線が基準線を上から下に貫けるデッドクロスをもたらします。

ポイント

ゴールデンクロスデッドクロスは移動平均線と同じく、ゴールデンクロスは相場が上昇トレンドへと転換するサイン、デッドクロスはそれに対して相場が下降トレンドへと転換するサインとなります。

また、ゴールデンクロスデッドクロスが発生したと言っても相場が反転しないだましと呼ばれる現象も移動平均線同様に存在します。

オシレーター系テクニカル指標とは?

オシレーター系テクニカル指標

まずは、オシレーター系、トレンド系とは何かについてしつこいようですが重要な事なので再度お伝えします。

オシレーター系というのは何?

オシレーター系と呼ばれているのは、わかりやすく言うと「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を測定しているものです。

「買われ過ぎ(売られ過ぎ)からの反転」を見極めたり、相場の反転を読んだりタイプのテクニカル分析です。
メインとして『逆張り』の手法に使用されます。

MACD、RSI、ストキャスティクスなどがオーソドックスなオシレーター系テクニカル分析です。

トレンド系というのは何?

トレンド系と呼ばれているのは、相場の流れ(トレンド)を測定しているタイプのテクニカル分析になります。
相場の流れを読んで、その方向へポジションを取っていく順張り手法に活用されます。

移動平均線、一目均衡表、ボリンジャーバンド、MACD、DMIなどはトレンド系のテクニカル分析と言えます。

MACDは、トレンド系でもありオシレーター系でもある

トレンド系でもありオシレーター系でもあるMACD』

テクニカル分析でも、何が何でもトレンド系・オシレーター系のいずれかに分類されるというわけでもありません

また、人によってトレンド系のテクニカルをオシレーターのように使用している人もいます。

テクニカル分析としてどちらが優秀?

そのようなテクニカル分析の解説よりも皆さんが気になっているのは、オシレーター系トレンド系のどちらを使ったら、利益がでる?
というということですが、実際のところどちらの方が優秀だとか、どちらの方が利益がでるとか無いでしょう。

どちらのテクニカル分析にもメリットデメリットがあるので、当該の特性を知った上でうまく活用することが収益を挙げる最短ルートです。

RSI

オシレーター系テクニカル指標|RSI

オシレーター系のテクニカル分析の代表と言いますと、まず「RSI」が列挙されます。

RSIは「Relative Strength Index」の略。
日本語では「相対力指数」と言われています。

J.ウェルズワイルダーというアナリストによって考えられ、今日の時点での市場の強弱をトレーダーが判断するのに一役買ってくれる話題を呼ぶテクニカル指標です。

これのみでは意味不明ですが、わかりやすく説明すると相場が今買われすぎ売られすぎのいずれに傾いているのかを数値化した指数になります。

RSIはどの位レートが上下に揺れているのかが0~100%の値で表されます。100に近いほど買いが強力で、0に近いほど売りが強い状態ということを意味します。

RSI(相対力指数)とは、直近の一定の時間において終値ベースで上昇変動と下落変動のいずれの勢いが強いのか測定しようとする指標です。

RSIは、50%を中心として0~100%の範囲内で推移し、上昇局面に入ると数値が50%以上で推移し、下降局面に入ると数値が50%以下で推移します。
ほとんどの場合、RSIが70%(80%)以上であれば相場は買われすぎ、その反対にRSIが30%(20%)以下でありますと相場は売られ過ぎであると見極められます。

ストキャスティクス

このストキャスティクスも有名どころの一角となります。
詳しく見ていきましょう。

ストキャスティクス(SRV-%K・%D・SLOW%D)の見方・使い方

オシレーター系テクニカル指標|ストキャスティクス

ストキャスティクスとは、相場の「売られ過ぎ」、「買われ過ぎ」を見極めるための指標の一部で、一定の時間の価格のレンジの中で直近の終値が相対的にどちらのレベルに位置するかを見ます。

ストキャスティクスの種類は、動きの速い「ファースト」(%K・%D)と動きのゆるやかな「スロー」(SLOW%D)があります。

%Kは、一定の時間においての最高値から最安値までの範囲の中で、直近の終値がどの位置にあるかを見る指標です。

%Dは、%Kを移動平均化し動きを平滑化した指標です。SLOW%Dは、%Dを一定期間(一般的に3日間)平均化した指標です。

チャート上では先行する%K線と、%Kを移動平均化することによって遅行する%D線の動きに違いがある2本の線を表示し、その位置水準やクロスの仕方から、相場の転換点や、割高、割安の売買タイミングを見つけ出すことを目的とします。

SLOW%Dは、いくらか遅行性がありますが%Kと%Dよりダマシが少ないのが固有のものです。
大きな値動きをする相場のケースでは、上下に張り付いてしまい役に立たなかったり、また、%Kと%D線の動きはスピーディーでダマシが発生しやすいというマイナスポイントもあるため、より流れるような動きをするSLOW%Dを使用するとダマシを少なくすることができるのです。

ストキャスティクスの売買サイン

ストキャスティクスの売買サインも見ていきましょう。

買いサイン

%Kと%Dが、20%もしくは30%以下:売られ過ぎ

あらかじめ決められた水準(例20%)を割った後、%Kもしくは%Dが下から上抜ける時

%Kが%Dとクロスし、%Kが%Dを上抜ける時

株価が安値を更新しているにも関わらず、%Kや%Dが前回の安値を下回らない場合

SRV%K、SRV%D、SLOW%Dの3本が20%を割り込んでいる時(安値圏にある時)%DがSLOW%Dを下から上に抜けた時

売りサイン

%Kと%Dが、80%もしくは70%以上:買われ過ぎ

あらかじめ決められた水準(例80%)を超えた後、%Kもしくは%Dが上から割り込む時

%Kが%Dとクロスし、%Kが%Dを割り込む時

株価が高値を更新しているにも関わらず、%Kや%Dが前回の高値を上回らないケース

SRV%K、SRV%D、SLOW%Dの3本が80%を越えている時(高値圏にある時)%DがSLOW%Dを上から下に抜けた時

MACD

MACDも皆さんお馴染みかもしれないですね。
『RSI』とセットで使う方も多くいるようです。
それでは詳しく見ていきましょう。

MACDの見方と使い方

オシレーター系テクニカル指標|MACD

MACDとは、2本の移動平均線(MACDとそれを単純移動平均化したシグナルの2本のライン)を活用することで、相場の周期とタイミングをキャッチする指標です。

MACDの傾きからトレンドの方向性をチェックするといったご利用方法もあります。
MACDダマシが少なく使いやすいので、需要が高いです。

MACDから派生したMACDとシグナル線の動きを、より細かに捉えられるMACDヒストグラムもあります。

MACDの見方は?

相場価格がトレンドをつくり出しながら上昇または下降する時、それに追随してまず短期の移動平均線が動き、遅れて長期の移動平均線が動きを見せます。こういったとき、両線の反応の違いから価格差がもたらされます。

この移動平均線に生じる乖離をベースにして、上昇トレンドの初動から中盤には、ゼロ付近またはそれ以下から急速に上昇し、プラスの圏内で推移します。 かえって、下降トレンドの初動から中盤には、ゼロ付近またはこれ以上から物凄い勢いで下落し、マイナス圏内で推移します。

わかりやすく言うと、プラス圏内だと上昇トレンドで、マイナス圏内だと下降トレンドだということです。

売買サインは、MACDとシグナル線のクロス、MACDとゼロラインのクロス、MACDやシグナル線の方向の転換などが一般的には使用されます。

以前反転した位置がそれ以降の反転ポイントの指標となります。
また、0ラインの前後で反転することも多いのでフォーカスしてください。

大きなトレンドが生じている時に、MACDが相場の流れと逆行した際は、相場が天底に近いことを指し示します。(相場が下降している際にMACDが上昇し始めたケースでは、やがて相場が底を打つことも想定されます。)

また、MACDラインと同平均(SIGNAL)ラインとの乖離を、棒グラフで表した「MACDヒストグラム」も存在します。

テクニカル分析での注意点

テクニカル分析の注意点とは?

ここまでテクニカル分析のご説明しましたが、ここからは重要な注意点をご紹介していきます。

テクニカル分析での注意事項

テクニカル分析では数字を扱うとは言っても非常にシンプルな算数レベルの計算で相場を分析しようと言うものです。
また、そのアルゴリズムもかなりシンプルなものです。

このことから、多岐に亘るインジケータは単独では使わない方が良いとかウィークポイントを補うインジケータを同時に使うようにと言った注釈があるケースがたくさんあります。

こちらの計算アルゴリズムのシンプルさと言う所は、テクニカル分析が極めて限定された対象しか扱えないものだと言いかえることも不可能ではありません。

テクニカル分析のような機能の指定された分析手法で売買に使えるブレルことがないシグナルを発生させると言うのは極めてハードルが高すぎることです。

そういった制約に対して成績をだせるロジックを作成するには短絡的にテクニカル指標を活用して値動きの分析や価格パターン分析を行う事だけではなく、もう少々様々な視点で相場を捉えるような分析法を欠かすことが出来ません。

それは市場やそれぞれの通貨のクセやそれらが固有で保持している値動きの傾向と言ったものの検出です。
各種相場に対して多方面から、浅く使えそうなテクニカル指標ではなくて、自分自身が取り組むと決めた金融商品に対し当該のクセや特徴を利用して活用できそうなロジックです。

テクニカル分析、またはテクニカル分析的な手法で成績を出すにはおそらくそう言った手法しかないであろうと感じます。

また、ロジックに対して率直な動きをする金融商品と言うのも検討価値が存在します。
ひとつの例としてテクニカル指標に対しては225先物よりTOPIX先物の方が感応度が高いと言う話は良く聞かれることです。

困難な市場より扱いやすい市場、クセの見つけやすい市場と言ったスタンダードで取り組むべき金融商品を探り当てることが、テクニカル指標のシンプルすぎるが理由で出来ることが限定されると言うウィークポイントをカバーする方法です。

テクニカル分析での失敗例

テクニカル分析|失敗例

次にテクニカル分析を用いた際に体験した失敗例をご紹介します。

テクニカル分析を用いたトレード失敗例

相場の環境認識を理解したところで、トレードの失敗例を紹介していきます。

今回は次にあげる5つの理由を挙げました。

1.長期・短期のトレンドが一致していなかった
2.ボラティリティが小さいときに無理矢理トレードしていた
3.トレンドの勢いに誘引されてしまった
4.逆張りでトレードするときに損切り利確価格をセッティングしていなかった
5.市場が切り替わる時間帯にトレードしていた

1.長期・短期のトレンドが一致していなかった

長期短期のトレンドが一致していない時に陥る失敗例です。

5分足や1分足のチャートが下落しているから便乗し、売りのポジションを取ります。

しかし、直ちに相場の流れが反転して上昇し始めます。
あとで4時間足を確認すると、上昇トレンドが一時押し戻されていただけだと確認できました。

こちらの短期トレンドは長期トレンドの大きな波に引き込まれていたため、一過性のものにすぎなかったのです。

1時間で何度もトレードをするスキャルピングやデイトレードなら、少ない利益をコツコツ狙うことは出来ますが、まとめて大きな利益を狙ってそのままにしてトレードする場合は大きな流れに逆らっていないかそうでないかを判断することが必要です。

2.ボラティリティが小さいときに無理矢理トレードしていた

相場が変動しない時に無理矢理トレードすると、それとは逆に時間とお金を損失する危険度が高いです。

相場が滞留する理由として取りあげられるのがボラティリティ
FXばかりか、投資全般でよく聞く言葉なのでチェックしていきましょう。

ボラティリティを具体的に言うと、「値動きのしやすさ」と同じ意味です。

FXだと通貨の為替レートの変動のしやすさに該当します。
これについてはトレード人口や時間帯、市場に出回っている通貨取引量が大きく影響します。

通貨取引量とボラティリティ

ユーロドル・ドル円 ボラ小さい:相場が安定
ポンドや新興国通過 ボラ大きい:相場が不安定

ユーロドルやドル円というような通貨ペアは為替市場の半分の割り合いを占めます。
ファンドや銀行などの機関投資家も自分の会社のお金をユーロドル・ドル円等で管理しているため、常識を逸脱するほど相場が上下するのは困ります。

そういう理由で、機関投資家などは相場が急激に伸びても押し戻そうとするなど、できる限り相場を安定させながら利益を狙おうと考えます。

それを知っているその他のトレーダーも甚だしい売買を控えるので、米ドルなどのメジャー通貨は、値動きがわずかになり、ボラティリティはちっちゃくなるのです。

その一方で、ブレクジットにより大幅な下落を見せたポンドの通貨ペアは値動きが大きく相場も読みにくいのが固有のものです。

わかりやすく言うと、ボラティリティーが大きいです。

ポイント

ドル円やユーロドルで使えるテクニカル指標がポンド系の通貨では意味を持たないこともあるので、始めたばかりの人の方はドル円やユーロドルで取引を行うことをオススメします。

時間帯に関するボラティリティ

24時間トレードが行われる為替市場には3大市場と呼称される時間帯があります。

参考

ボラティリティが小さめ:「東京市場」9時~17時
ボラティリティが大きめ:「ロンドン市場」15時~24時
ボラティリティが大きめ:「ニューヨーク市場」21時~5時

朝9時から18時までは『東京市場』と呼ばれており、日本企業の取引がメインになります。
欧米と比較して通貨取引量も少ないのでボラティリティは小さくなります。

値動きの変動があまりなくてある程度の範囲内でチャートが上下に動く相場をレンジ相場と言って、東京市場に多いといえます。
一体全体為替市場の70%レンジ相場と呼ばれています。

また、前後で経済指標が公表されていない日や、週明けの月曜日などは相場もひそかに変動します。

その一方夕方16時から『ロンドン市場』が参入し、21時ぐらいになると『ニューヨーク市場』が参入してきます。
すなわち日本の夜の時間帯はボラティリティが大きく価格変動幅激しくなります。

ボラティリティが小さいとどうなってしまう?

長期的チャートでもレンジ相場であったり、トレンドが見当たらない安定しないチャートだったときにトレードしていると無理矢理トレンドを発見しようと思ってしまいます。

ドル円のお昼の時間帯などが一つの例にられ、チャートをみていてやること無しです。

また、全体の相場の行き先が見えづらいと、小さな値動きに過度に裏付けなく反応し、チャートが反転し損切りになることが多いです。

どんな方も利益は目論みたいですが、間違いなく利益を狙えるチャンスがあるとは限らないのです。

市場は皆さん自身を中心に動いているのではなく、大きな流れの中に自分がいることを自覚し、相場に則ってトレードすることをいつもながら意識していきましょう。

3.トレンドの勢いに誘引されてしまった

始めたばかりの人のほとんどは短時間で急上昇したチャートをトレンドとして認識し、今のまま利益を一気に狙える印象を持つと思われます。

しかし、一時的に急上昇したチャート、相場に便乗してトレードするとひどい目にあいます。

急上昇したチャートでは、便乗する人が多い一方で、瞬間的に利益確定するトレーダーも多いです。

勢いがなくなってトレンドがひっくり返り強制ロスカットに合う傾向も強いので、ゆるやかなトレンドチャートのときにトレードするように意識してください。

4.逆張りでトレードするときに損切り・利確価格をセッティングしていなかった

前述の短期的に急上昇・下落するチャートにおいては、反転に伴うリスクを納得できたと思います。

長期チャートでの急上昇・下落の場合はトレードチャンスでもあります。
実際の所反転のタイミングで利益を狙うこともできるのです。

このときにチェックしてみておきたいテクニカルがボリンジャーバンド移動平均線になります。

ボリンジャーバンドとは相場のボラティリティを測量するためのテクニカル指標です。
相場はスクイーズ(=縮小)とエクスパンション(=拡大)のリピートだという理論に基づいています。

移動平均線の傾きはトレンドを示しており、現在値のロウソク足との距離は勢いを指し示しています。
為替レートのトレンドや勢いを判断する材料になるため、ひときわポピュラーなテクニカル指標になります。

2つのテクニカルは、過去のチャートに基づいた指標になります。
これらのテクニカル指標と現在の相場が大きく離れたときは、注意が必要です。

相場の流れが入れ替わる可能性があるとトレーダーたちは判定し、売り買いの注文が飛び交います。

また15分足などの一時的はチャートにはテクニカルの精度は低く、4時間足以上のチャート図を判断材料にするのが肝心だと言えます。

今回についてはチャートが反転した際の失敗例を紹介します。

チャートが動く方向にしたがって利益をターゲットにしていくことを順張りと言うのですが、今回に関してはチャートが急上昇した後、反転することを見越してトレードしているので逆張りで利益をターゲットにしていきます。

逆張りは、ポジションを取るタイミングが判定しにくいだけでなく、利益が出ても利益幅を前もって決めていないと利益確定のタイミングを取りこぼしてしまうこともあります。

よくある失敗例としては、反転しなかったときに損切りできないことやどうにかこうにか反転しても利益確定のポイントを確定していなかったのでまた反転して利益がなくなってしまうことが列挙できます。

FXを始めたばかりの初心者には当該の区別は困難であると思いますので、開始するにあたり過去チャートを見ながらシミュレーションしておくのも賢明でしょう。

5.市場が切り替わる時間帯にトレードしていた

市場が切り替わる時間帯は、これまでとは逆方向の相場になることがほとんどです。

その中にあっても、相場がそれなりに安定している東京市場からロンドン市場に転換する15時(夏時間は16時)ごろ注意が必要です。
ロンドン市場参入者がわざと相場を吊り上げることにより、東京市場のトレーダーに終止符を打たせることだってあります。

またニューヨーク市場の民間投資企業の昼休憩の時間帯についても把握しておきましょう。
突然相場がゆったりとなったり、大きく変動することもあります。

切替前にあった利益が、市場をクロスして損失にかわってしまわないようにお気を付けください。

テクニカル分析のまとめ

テクニカル分析まとめ

今回はテクニカル分析についてご紹介しましたが、ご理解いただけたでしょうか?

まずはあなた自身に合った分析手法を見つけ出すことが先決だと思います。
テクニカル指標を用いての相場分析はFXを始めたばかりの人の方でもそれなりに簡単に始められます。

対してファンダメンタルズ分析は世界各国の経済状況や金融政策を押さえる必要があり、取引しながら学ぶぐらいでも支障ありません。
始めのころは上で紹介したいくつかのテクニカル指標を活用して相場分析をしてみて、自分自身の手法や考え方に合ったものをセレクトして使ってみましょう。

セレクトしたテクニカル指標長所・短所を知ることで、どちらのポイントでエントリーしてはいけないか、利益確定損切りはどのあたりですべきなのかがちょっとずつわかってきます。

また自分の分析手法が固まることでオリジナルのテクニカルチャートが完成します。
これを活用して分析結果を自分のやり方で落とし込み、リピートすることであなただけの相場観が明確に見えてくるかもしれませんので、しっかりと学び継続していきましょう。

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